若者の本音マーク
若者の本音マーク

メッセージ

「若者の本音図鑑」は
大きな声にかき消されてしまった若者の小さな声を拾い集め、
昭和生まれの人たちに向けて発信しています。



若者の本音図鑑をやり始めた理由

「親と子で見ている景色が違いすぎる」ここ10年その傾向が急激に強まったなと感じています。三者面談をしていても同じテーマを話しているとは思えないくらい見ている景色や考え方が違います。親の愛情は景色の違いのせいでうまく伝わらず、子どもの思いも理解されないことが増えているように感じます。企業においても若者との関わり方がわからないという人が増えました。若者の本音図鑑はそんな世代間の距離が少しでも縮まり、私たちが仲良く手を取り合えるようになることを願ってスタートしました。

誰かの本音がヒントになる

直接、我が子や新入社員に本音を語ってもらうのは難しいものです。これからの関係を考えると踏み込んだ話はなかなかできません。そこで、若者の本音図鑑を活用して、他の家庭、他の会社の若者の本音を聞いて参考にして欲しいのです。

若者の本音図鑑。使用上の注意。

本音とはたいていは小さい声です。いわゆるマイノリティと呼ばれる少数意見であることが多いのです。ですから、若者の本音図鑑に出てくる声は大多数の人の大きな声とは少し違います。99%の人が「そうだそうだ」という中で「自分の場合は違うんだよな」という声が若者の本音です。

99人にとっては快適な道も1人にとってはつらい道かもしれない。その一人の声に耳を傾けるのが若者の本音図鑑のコンセプトですから、「そうじゃない若者もいると思う」「そんな人本当にいるの?」と思うようなメッセージも多く含まれています。

ぜひ、99%の「大きな声」をかぶせることなく、「小さな声」に耳を傾けてください。990,000人の若者がいれば10,000人はその「小さな声」に該当するのですから。

役割とありがとう

企業が他社に負けないように努力を続けた結果、他の企業が簡単に参入できないような業界が増えました。これを参入障壁と言います。この参入障壁はこれからある仕事に就こうとする若者や転職をしようとする人にも障壁になります。役割をもらえるまで20年やそれ以上、頑張らないといけないのです。一方で学校では勉強をするように言われますが、それは役割ではないので「勉強してくれてありがとう。助かった!」とはなりません。本当の意味で人や社会の役に立って、本当の意味でありがとうと言われる機会がない。これも今の社会の特徴かと思います。

農業のような産業が中心の社会ならば誰もが今すぐに戦力になります。5分説明を受ければ作業が始められるからです。若者の本音図鑑では制作過程を細かく分けて、小さい役割をたくさん作っています。 >>若者の本音図鑑の作り方

たとえ学校に行けてなくても、体調が悪くても、コミュニケーションが苦手と悩んでいても、参加することができます。もし、落ち込み、やることがない毎日を過ごしている若者やその保護者がこれを読んだら是非参加してみてください。

役割得て、ありがとうと言われた若者の顔がどう変わるのかを見て欲しいと思います。役割があれば、ありがとうと言われたら実は活躍できる若者がとても多いのです。

応援してください

若者の本音図鑑のメンバーは2021年1月1日時点で約50人です。100人の若者、1,000人の若者とこの活動をしていきたいと思っていますので、ぜひ声をかけてください。若者には少ないですが謝礼をお支払いしながら運営をしていきます。昭和生まれの人で応援してくださる方は技術、資金、広報などでご協力ください。  >>若者の本音図鑑を育てよう!



若者の本音図鑑
いいだしっぺ
椎名 雄一

通信制高校を経営しながら日本全国で講演、カウンセリングをしている。自分自身も8年間ひきこもっていた経験があるのでその経験から当事者の声を集める活動を始め、若者の本音図鑑を作り始めた。